毎日怒られていた・・・
同じ方向に帰るクラスメイトがいた。
同じ時間に終わり、同じ方向に向かうので、必然的に一緒に帰る事になる。
その子が、やたらと息子にちょっかいを掛けてくる。
私はPTA役員をしていたので、しょっちゅう学校に行き、息子と一緒に帰っていた。
帰りの様子を見ていたので、相手が余計な事をしてくる事を知っていた。
だが、子ども同士の事なので黙って見ていた。
ある日、その子が「間もなく折れそう・・・」という傘を持っていた。
後1歩で折れそうなのだ。
その傘を使っていつものように、息子を小突いてきた。
さすがに傘なので「危ないからやめな」と注意したが聞かず、そのままちょっかいを出し続けていた。
とうとう怒った息子が自分の傘でやり返した。
パキンッ。
息子の一撃でその子の傘が折れた・・・
これって家が悪いの?という思いだったが、一瞬目を離したのを悔んだ。
仕方なくお詫びの電話をして、何かの商品券で弁償した。
折れかかっていた傘なのに・・・
相手が嫌がらせしてきたのに・・・・なんて事。
またあのお母さんは、うちの息子が嫌がらせしたんだと思ったよ。
またというのは、その子は帰り道でケンカになる度に、「うちの息子にやられた」とお母さんに言い、それを真に受けたその子の母親に「連絡帳」に書かれ、息子は毎日のように学校で先生に怒られていた。
私は「近付くな」と言い続けていた。
先生にしてみれば「連絡帳」に書かれた以上、何かしらの対応をせざるを得ない。
毎日のように書かれるので、先生の目も「うちの息子は悪いやつだ」との認識を持たれてしまった。
何故、小学校低学年の自分の息子の言葉を鵜呑みにするかね?
絶対、自分を悪くは言わないぞ。
私はまず疑う。
息子が何か言っても「絶対お前も何かやったんだろ?」と思う。
子ども同士のちょっとした揉め事に親がからむとロクな事はない。
お母様方に訴えたいのは、子どもの話を鵜呑みにしないで欲しい。
低学年の子ども同士、ほとんどの場合が「お互いさま」です。
他の子の話もよく聞いてから判断してくださいね。