旅行から帰ってきた息子が最初に放った言葉。
釣り三昧に、シュノーケリングと遊び尽くして帰宅した息子。
帰宅早々1番に口にしたセリフがこれ。
「あのさ~、この前ベラ釣ったんだけど、針飲み混んじゃって、それを取り出そうと魚の口の中に指入れてたら、思いっきり噛まれて、鉛筆持てなくなったんだよ。」
出発前、6月に購入した「英単語」の練習テキストを持たせた。
一緒に本屋に行き、「これならできる」と本人が言うので購入して、期末テストまでに終わらせる約束だったものだ。
それが未だに終わっていないので、「1週間で終わらせて来い!」と言ってあった。
それに対しての帰宅後の第一声が
「ベラに噛まれて鉛筆持てなかった。」というもの。
もう、笑ってしまった。
どこまでも、逃げ切る気だ。
「言い訳名人」の本領発揮だ。
私の心のどこかに「言い訳もおもしろければO.K.」という思いがある。
いつも「笑いが大事」だと思っている。
塾の先生に言われた「どうしたら楽できるかばかりに頭が回っていて、もったいない。」とは正にこの事だろう。
勉強は諦めた・・・
どうやったら稼げるか、自分で考えて生きていってくれと思う。
勉強に関しては、私の期待が大きすぎた・・・
「息子は頭がいい」と信じていたので、「やればできる!」と思っていたが、息子程度の頭のいい子なんて山ほどいるし、まずコツコツ勉強ができない。
それだけで相当のハンデを背負っている。
本人が気が付かない限り無理だ。
このまま勉強しない人生もあり得るな・・・と思ってきた。
それでも息子には「生きる力」はあると信じている。
自分の人生だ。
彼がここからどういう風に生きて行くのか楽しみになってきた。
本気で困って考えてみろ。