親にとって夏休みは今も昔もつらい毎日。
もう中学生なんだから見ないようにしなければ・・・
と思いつつ、ほとんど家にいなかった息子が、学校の宿題が終わってる訳もないのに、ボーッとしてるとイラッとする。
ご飯を食べるだけで1時間近くかかっている・・・時間がもったいない!
「いやいやあんたそんな事してる場合じゃないよね?」
と思う。
何しろ、成績不振で親呼び出しをくらってるんだから、ここから上げていかなきゃならないのに、また提出物ださないとなると、エライ事になるでしょ・・・
まあ、これからの事はこれからという事で。
小さい頃の夏休みは近所の公園で毎日、毎日、虫取りだった。
年長から3年生までの4年間、夏休みはずっとこの生活だった。
炎天下、何時間でも平気で虫を探す息子。
親子とも、蚊にも刺されまくりだ。
午前中はまあ学校のプールに行ってくれる。
お昼には帰ってくるのでご飯を食べたら、一番暑い時間帯に公園に出発だ。
大きい網と小さい網と虫カゴと水槽を持っていく。
とりあえずまずはセミから捕獲だ。
高い所のセミは「お母さ~んあれ捕って~」と言うので私が捕る。
今にも逃げそうで、網なんか出してる場合じゃない時はもう手づかみだ。
未だに、手の届きそうなところに留まっているいるセミは捕まえずにはいられない。
せっかくすぐそこにいるのに捕まえないなんて損した気分になるのだ。
セミなんて簡単に捕れるので、毎日50匹くらいは捕獲していた。
それを1匹ずつ逃がすのが習慣となっていた。
これをセミがいる間中ずっと続けていた。
夏も終わりに近づくと、セミの留まる位置が低くなってきて、更によく捕れる。
いつも、家のベランダから「い~ち、に~い、さ~ん、し~」と数えながら逃がしていたので、今では家の近所には大量のセミが生息している。
ちょっと生態系を変えたかも・・・
他にも池の水を網ですくっては、エビやら小魚、アメンボウなんかも捕った。
ある日大量の「おたまじゃくし」を発見し、大興奮で持ちかえり飼ってみた。
真っ黒で小さくて何だろう?と調べたら「ヒキガエル」のおたまじゃくしだった。
その頃、すでにザリガニやら、ハゼや手長エビも飼っていたので、その「おたまじゃくし」をエサとして与えてみた。
それが悲惨な結果となった・・・
「ヒキガエル」には毒がある。
つまり「ヒキガエルのおたまじゃくし」にも毒があったのだ。
「ヒキガエルのおたまじゃくし」により、
我が家の生き物は全滅した・・・
「ヒキガエルのおたまじゃくし」を食べたザリガニなんて、どういう訳が「青く」なっていた。
その後、家には「おたまじゃくし」だけが残ったのだがカエルになったのは8匹。
その内4匹は体に白い点々ができて死んでしまった。
その時、ヒキガエルを飼っている他のママに聞いたのは、「カエルの体を塩水で洗って復活した」と言う事。
1度やってみて、少し元気になった気がした。
カエルは生き餌しか食べないので大変だったな~・・・
↓ 中学受験編。