親子ゲンカが絶えず疲弊している。
世の中に出回っている書籍やブログでは、「大変な子」を温かく見守って、冷静で穏やかなお母さんたちのがんばっている姿が多い。
どんな子でも「あなたはお母さんなんだから、愛情を持って穏やかに育てましょう」と誰もが思っている。
子どもに対してやっちゃいけない事はあれ、言っちゃいけない事はこれ等と書かれているが、そんな事はよくわかってるさ。
わかってたってできないんだよ・・・・
私は全然がんばれていない。
ケンカになると酷い事もいっぱい言う。
子どもの自己肯定感なんてブッつぶしてしまう。
とても「出来た母親」とは言えない人間だ。
小さい頃から外で余計なひと言を言う息子にヒヤヒヤし、恥ずかしかったり、
「何でそんな事言うの!!」とイラだったりしていた。
例えば電車の中。
あの人邪魔だよね~。
あの人うるさいよね。
何でこんな所に荷物あるんだよ、ほんと邪魔だよね~
等と大きな声で言う。
反対ホームに特急列車が入ってくれば、我先にと人を押しのけて1番に電車に乗り込んだりもする。
いろんな人に舌打ちされ、睨まれる。
ラッシュで押されれば押し返し、足を踏まれれば踏み返すような子だ。
私は何度もいい聞かせた
「電車の中では黙ってる事!」
「何か思っても言わない!」
「この中の誰がナイフ持ってるかわかないし、みんながちゃんとした人とは限らないんだよ。何されるかわからないよ。」と言い続けた。
中1の今、少しはマシになったが、それでも「余計なひと言」が完全になくなったわけではない。
それこそ小さい頃は
「息子の余計なひと言」によっていつ刺されるかわかない・・・と思っていて、私は常に周囲を見渡し、どうやって戦うかを考えていた。
この人を怒らせて襲って来られたら・・・・
傘を持っている時は、これで刺そうとか、大きい男だったら、どちらかの足を一本全力で抑えて、その間に子どもだけ逃がそうとか、カバンを投げつけて自分が戦い、とりあえず子どもだけ逃がそう!!などと考えていた。
「何かあったらお母さんが戦うから、全力で逃げるんだよ!!」といつも言っていた。
「でもお母さんは戦いたくないから、大きな声で変な事は言わないように気をつけるんだよ。」とも言い続けた。
どうしても言いたくなった時は「小さい声でそっとお母さんだけに言うんだよ。」
最近「カサンドラ症候群」の記事を読んだ。
この「水掛け論」でわかり合えない感じ、これだ!!と思った。
ただ、息子は学校ではうまくやっているし、友達も多い。
塾の先生は「親を怒らせるため、確信犯でやってる気がする。」とおっしゃっていた。
それにみんなが息子を「やさしい子」だと言う。
私にだけずっとこんな感じなのか?
反抗期だから?
それにしても辛すぎる。
とりあえず本を買った。
明日届くので、親子で読んでみよう。

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子どもの相談に行くと必ず言われる言葉は
「お子さんがいちばん困っているんですよ。」という言葉。
「大人なんだから、あなたが理解してあげてください。」という事なんだが、
毎日、毎日、息子と対峙しているこっちだって心が弱っている。
そうそう、穏やかではいられないよ・・・
↓ 中学受験編。