親心ってこういう事。
「小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」という絵本がある。
表紙のインパクトと、タイトルに惹かれて購入してみたが、悲しすぎて、読み聞かせの途中で泣いてしまい、最後まで読めなかった本だ。

小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。
- 作者: 原田剛,筒井則行
- 出版社/メーカー: ワイヤーオレンジ(インプレス)
- 発売日: 2014/11/29
- メディア: 大型本
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徳島県で「育児雑誌」を作っていらっしゃる会社の社長さんの実話。
高齢出産で産んだ息子の「剛(つよし)」くん。
家はナス農家で、貧乏だったけど、いつも笑っていたお母さん。
ところが剛くんが10才になると、お母さんが「鬼」になってしまった。
毎日、毎日、団地で「ナスビ」を売りに行かされるようになった。
売れ残ると鬼の形相で怒られる。
それでもまた「ナスビ」を売りに行かされる。
ある日とうとう「ナスビ」が売れた。
お金を稼ぐ大変さと、喜びを教えられた少年。
なぜ、お母さんは「鬼」になって10才の少年に「ナスビ」を売らせたのか?
あまりに悲しいお話で、読んでいて辛くなるけど、母親の愛情が伝わってくる。
いつも、「花まる学習会」の高濱先生がおっしゃっている、「母のニコニコ」が何より大事だというのも伝わってくる。
いつもニコニコできているか自分に問いかけてみる・・・
何がいちばん大事かを忘れないようにしないと。
是非、読んでもらいたい1冊だ。
↓ 中学受験編。