思春期の子どもと上手につきあうには?
ゲストで「おおたとしまさ」さんがいらっしゃった。
今回のテーマは正に今直面している「思春期の子どもとの付き合い方」だった。
最初に
0才~3才
4才~9才
11才~18才 は「別の生き物」という話があった。
11才になったら今までみたいに「宿題やったの?」等と言うのはダメ。
ここから先は、社会的に外で育つ。
「外の師匠を見つける事」というお話があった。
→その「外の師匠」がなかなか見つからないんだよな・・・
子どもだって、外でがんばってきているから、「家ではダラダラするもの」。
子どもの様子を先生や何かに聞いてみて褒められたら、大丈夫だとおっしゃった。
その「ダラダラした子ども」を見て「イラッ」としたら「病んでる」そうだ。
→私は病んでると自覚している。
ただ、息子は先生に「がんばってますよ」とは言われていないぞ・・・
それどころか「どうしましょうか?」って言われてるぞ・・・
それでも「家でダラダラしていて」もいいのか?
しかし、もう口出しするまい。
自分で考えないとダメだとわかったから。
おおたさんは「もやもや、イライラは大抵自分の中にある。
自分か相手を変えるとしたら、相手は変わらないので自分を変える。
ここで気付いて、自分が成長するチャンスだと余裕を持てるといいですね。」とおっしゃった。
→イライラは自分の中にあるは絶対そう。
相手は変わらないので、自分が変わるしかないのも絶対そう。
よくわかる!
こうして、最初に「結論ありき」のゼミとなった。(笑)
ここからやっと、参加者からの相談が始まった。
◎大人に対して態度が悪い (中1 男子)
そういう年頃。
まだ世の中をなめている。
この時期は友だちと上手くいってる方が重要。
子どもには「お母さんは、これはよくないと思うよ」と自分の気持ちとして伝える。
◎自分は親子関係がうまくいってると思っているが、子どもがどう思っているか心配(高3女子 中2男子)
自分が親に何も言われず好きにさせてもらってきたので、子どもにも同じように接しているが、子どもはどう思っているのかが心配。
高濱先生
親を喜ばせたいからという思いを汲みとり過ぎて、過剰反応で
「親の意向に沿う人生」を送り、大人になって「本当に自分のやりたい事はこれじゃなかった・・・」と後悔する人生を送る人がいると教えてくださった。
これの怖いところは、親は「ああしろ、こうしろ」とは言わないが、親の期待が子どもに伝わり、子どもがその期待に応えようとそちらを選んでしまうところ。
→いい子ちゃんは危険
おおたさん
「ダブンバインドメッセージ」ですね。とおっしゃった。
→メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれること。
↓ ここでオススメの本を紹介してくださった。
◎子どもが急に暴れて壁に穴があいている(小5 男子)
外ではやらないが、父親に対してだけ甘えているのか?急に暴れ出す。
高濱先生
親に言えない、何かしらを気にしていると暴れる事がある。
例えば「いじめにあってる」「自分だけ毛が生えてこない等体のこと」「兄弟への嫉妬」など。
1対1で時間を取って「どういう気持ちなのか教えて?」と聞いてみるといい。
おおたさん
勉強を教えていた時に暴れ出したので、本当は認めて欲しいだけだったのに、お父さんが「他にはこんなやり方もあるよ」なんて余計な事を言ったからじゃないですか?
ただただ認めて欲しいだけなのかもしれませんよ。
子どもには「ちゃんと見てるよ」と伝える事が大事。
子どもの目の輝きを見た瞬間一緒に目を輝かせる。
何も言わなくていい、アイコンタクトで「うん」ってするだけでいい。
それが「君を見てるよ」というメッセージ。
他には
●何も言わないけど、待ってるよ!というのが伝わる待ち方をされても子どもは困る。
●大人の言う事を聞かず、失敗する経験から学ぶことがある。
→その失敗した時に「ほら、お母さん言ったよね!」は言わない。
●1つできると親は子どもへの期待レベルが上がっていくので注意。
「高濱ゼミ」はこんな感じでした。
ゼミに参加して、息子は勉強しない以外は「なかなかいい子だな」と思いました。
友だちがたくさんいて、釣りをして、電車撮影して、毎日楽しく過ごせて。
きっと毎日、私には想像できない何かを考えているんだろうな・・・
「勉強どうする?」と聞いてみたら「やりたい気持ちはあるんだけど、すぐ嫌になっちゃうんだよね~」と言いました。
「やりたい気持ち」じゃなくてきっと「やらなくちゃいけない」という気持ちなんだろうな・・・と理解しました。
まだ、「勉強の目的」が見つかっていない気がします。
「興味がない事はやらない子」です。
もう少し待ってみよう。
↓ 中学受験編。