「インフルエンザ」の予防接種に行った。
すごく小さい頃、何の抵抗もなく平気で注射されていた息子。
「ああ、この子強い・・・注射平気なんだわ~」と誇らしく思っていたが、
「注射されても気が付かない」という、ボーッとした子というだけだった。
ところが、物心がつきだしてから、それはそれは毎回大騒ぎ。
騒ぐ、暴れる、殴る、逃走する・・・という事をしていた。
あまりにも酷いので、大きい病院では
「お母さんは部屋から出てください」と言われて、私が外に出ると、看護師さんに3人がかりで押さえつけられ、更にネットにまで入れられていた。
要するに「その姿」を親に見せる訳にはいかないので、部屋から出されたのだ。
「うわっ、ここまでするんだ・・・」と思ったものだ。
小さい頃から毎年、「インフルエンザの予防接種」は2回ずつうけている。
その割には、毎回、AもBも両方掛かり、「何でやねん!!」とツッコみたくなるような子だった・・・
近所のやさしい小児科の先生は、「うわっ、また来たか!」といつも笑ってくださっていた。
「混んでいる時には来ないでくれ~と思う」とおっしゃる正直な先生だ。
混んでいる時に、息子の「予防注射大騒ぎ」に付き合ってる時間はないからだ。
「うわっ、これどのくらい痛い?」
「ちょっと待って。」
「もうちょっと待って。」
「絶対痛いよね。」
「今日はやめとこうかな。」
「よしっ、やるぞ!」
「いや、やっぱりちょっと待って・・・」
と、こんな調子でなかなか進まない。
低学年の頃は、針が刺さっている時に暴れて、
注射痕が真っ赤に腫れあがった。
今は、その経験があるので「暴れた方が後が痛い」という事を知っている。
なので、刺された瞬間から、なるべく動かないようじっとしている。
「ねえ、何秒刺す?」
「3秒。」
「絶対だね。」「3秒なんだね?」
「い~ち、に~い、さ~ん。ハイお終い。」
「う~っ、いったぁ~。」
いつも私も一緒に打つが、
何をそこまで騒ぐ事があるのかわからない?
とにかく隙あらば、「今年は打たなくていいよね?」と言ってくるので、
「予防接種してても、インフルエンザかかるのに、してなかったら、メチャクチャ重症化して、その看病って一体誰がするの?お母さんは嫌だ!!それで、いっつも看病して感染されるし!!」と言ってやった。
もう中1なんだから、「インフルエンザの予防接種」くらい、つべこべ言わずにサッと済ませろよ・・・・めんどくさいよ。
↓ 中学受験編。