一致団結するのはいいが・・・
クラスメイトが家に「定期券」を忘れた。
行きの電車賃はあったが、帰りの分がない。
困ったぞ・・・
彼はスマホを持っているが、家に電話はしない。
だってメチャクチャ怒られるから。
みんなで知恵を絞って考えたのが、「お金を探そう!」というもの。
男子中学生数人で自販機の下や、道端をくまなく探す。
本人が駅構内に入るだけのお金は発見できた。
最寄駅から外に出る分まではまだ足りない。
お母さんに言って駅まで来てもらうなんて事をしたら、メチャクチャ怒られるのでまだ内緒だ。←ここはうちとよく似ている、怒るよ~。
息子も協力していて50円を発見した。
彼に渡そうとしたが、既に彼がいない。
後で聞いたら、途方に暮れた顔をして困っていたら、
駅で知らないおじさんが「どうしたの?」と聞いてくれて、500円くれたそうだ。
世の中には親切な人がいるもんだ。
息子の50円は、コンビニの「うまい棒」4本に変わった。
友だちと2本ずつ食べたそうだ。
結果、お母さんにはバレず、まるく収まったのだが、よくよく考えてみたら、誰ひとり「お金を貸してあげよう」という発想にはならなかったのかね?
そう、中1男子、「落とす」ので、そうそうお金は持っていないのだ。
最後にふと考えるのは「これってほんとはあんたの話じゃないの?」という事。
↓ 中学受験編。