「そのままでいい」を認めるのは誰にでもできるわけではない。
「栄光学園」井本先生の講演会には何度も参加した。
「個性的」な息子をそのまま受け入れてくれそうな人だと思った。
息子を「そのまま受け入れくれる人」がなかなかいない事は経験上よくわかっている。
幼稚園の時先生に「人が20人いたら必ず1人か2人は味方がいるから、その人に助けてもらいなさい!」と言われた。
息子の味方は20人に1人なのだ・・・それでも、味方がいるってありがたい。
↓ 再放送がある。
テレビを見ると井本先生は「今のこの子がここにいるのに、この子のままでダメなはずがない。」とおっしゃった。
ほとんどの人はそんな風には思えない。
「こうしなければ」「ああした方がいい」「あれもできなきゃダメだ」となる。
井本先生はそれをして「失敗した経験」をお話してくださっていた。
どれだけの人が、そのままのその子を信じて待てるだろうか?
親も、先生たちもそうやすやすと出来る事ではない。
だから「カリスマ教師」と呼ばれるのだろう。
「花まる学習会」の高濱先生が井本先生の事を「日本一の教師」だとおっしゃっている。
SNSの書き込みで「この人は人生かけてる」というのがあり、ああその通りだろうな・・・と思った。
だから簡単にはマネできない。
周りに潰されることだってあるだろう。
勉強の出来、不出来が「幸せ」に関係ないって言われても、親は子どもに勉強して欲しい!
ただ「幸せ」となると、大人になってから「自分で選んだ道」を進んで来なかった人たちが「幸せ」を感じる事がないのは知っている。
「そのままのその子」を認めれあげられれば、どんなにいいか・・・
特にうちの息子なんて「そのままでいい訳ないだろ!!」と思ってしまう・・・
先日、同級生のママに会った。
息子の小学校のクラスメイトだった子が「学校に行けていない」そうだ。
原因不明の体調不良。
一生懸命受験勉強して「合格」し、入った学校だ。
もちろんお母さんはあらゆる事を試していた。
心配でしょうがないだろう・・・
ママの分析では「彼は恐らく、いい子で勉強ができる自分でいなくちゃいけないと思っている。」との事。
ただその事に本人が気付いていないので、治しようがない。
周りの評価に振り回された結果、学校に行けなくなってしまっていた。
こういう話を聞くと「そのままでいい」の大切さがより一層身に沁みる。
学校にはいろんな仕組みがあり、暗黙の了解、無言の圧力、先生も生徒も大変だと思う。
例え、井本先生のような授業をやりたい!と思う先生がいても、それが通らない学校の方が多い気がする。
子どもたちには「そのままでいい場所」がなかなかない。
学校が無理なら「他のどこか」に安心できる場所を確保したい。
息子はどこに行っても「厄介者扱い」されていたが「花まる」では「面白い!!」と褒められた。
子どもたちにはそういう「居場所」が必要なんだと思う。
お父さん、お母さんは、子どもが安心できる場所を探してみてください。
「家」が安心できる場所ならいちばんいいけど、思春期は難しい・・・
↓ テレビ放送後、すぐに宣伝していた。(笑)
★3回同じ内容らしいので、間違えないように!
興味がある方は1回の参加で大丈夫だと思います。
↓ 中学受験編。